漫画 スティーブ・ジョブズ


ヤマザキマリが描いたジョブズの伝記。原作ウォルター・アイザックソン著のJobsの伝記を読みなおした気分だ。

漫画でよむとまた違う目線でもみられるし、ヤマザキマリの描写が加わるので伝記でありながらなかなかおもしろくまとまっているように思える。連載だから山あり谷あり、脚本付けなければならないだろうし。1巻はインドに行くまでといったところだ。

テルマエ・ロマエで独特の世界観とタッチ、その風呂というテーマ性もうけたわけだが今回は現実の人物ばかりで似ている似ていないがどうしても出てしまうだろうなぁと思っていたが、とても良くかけていて、線も少なくしていたりJobs愛を感じることができた。
本だと読みにくいヒトには漫画はよいかもしれない。きっと世界中に翻訳されることだろうな。

ネタバレになるかわからないが、Jobsがインド、仏教にのめり込んだという話がよくあり、その結果シンプルなサービスへの影響だったとたくさん書かれている。
実際にはインドの貧困社会や伝統による霊にかかわる考え方などに大きく失望し、聖人よりエジソンの方がよっぽと社会を変えたとある意味悟りを開くきっかけになっている。
哲学と芸術を兼ね備えた彼の頭脳、LSDやマリファナ常習出会った彼がそこから立ち上がってくる原点ではあったろう。

社会を変える。

スピリチャルや宗教では理解を与えるのが難しい。
価値ある物をつくればいい。

これからもこうした気付きが伝聞して画期的な製品が生まれるに違いない