ALL YOU NEED IS KILL(米タイトルEDGE OF TOMORROW)


トム・クルーズ主演で、日本のライトノベルが原作。
結構昔に出たSF本を結構忠実に作っているということでも話題。

SF世界でなんだかわからない「ギタイ」というものとの戦いが行われている。
主人公ケイジは戦闘して死んでしまうが同じ朝目を覚めるという事を繰り返す。
経験とスキルは引き継ぐことに気がつく。そこで何度も何度も繰り返しながら「ギタイ」をぶっ壊しまくる。戦士の中で女ヒーローであるリタと出会いタイムリープの理由がわかり、本当の未来を目指すのであるが・・・

といったところ。
SF戦闘シーンはハリウッドで気持ち良い。ギタイもなんだかそれっぽい。
にしてもギタイがなんだかわからない。何のため誰と戦ってるかとかもわからない。
襲われてるから戦うというだけだ。
タイムリープ物特有の、歴史を変えるとまずいとかではないが、違うことをやれば変化がおこりまた死んでしまう。
原作もそうだがタイムリープをベースにした繰り返しのおかしさと経験の変化によるところはゲームっぽさが演出されている。そこが楽しいと思えないと謎もド派手でヤルかヤラれるかななんていうのも期待しちゃだめなところか。もちろん最後は原作とは違うのでどうなるんだろう!?と思いは募る。

過去に戻るタイムリープドラマは多数ある。
時をかける少女だってラン・ローラ・ランだってそうだし、バタフライ・エフェクトも記憶のタイムリープだったよな。
しかし露骨に「明日の作戦は失敗。見方は全滅、我々はすべてを失う」とかいうのはこれくらいか。
演技力、映像表現力とテンポは見事。原作知らない人はより楽しめるだろう

それにしても歳を感じさせないトム・クルーズはすごいなぁ。
日本が大好きで受けたのかなぁという作品
180億弱で作ったという大作。原作料はいくらだったんだろうか。

http://wwws.warnerbros.co.jp/edgeoftomorrow/