映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」株はマネーゲーム。


原題:THE WOLF OF WALL STREET
マーティンスコセッシ監督、レオナルド・デカプリオ主演。

あらすじ

伝説の実在する株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォート(デカプリオ)の回想録を映画化した実録ドラマ。1980年代から1990年代のウォール街で、若くして大金を稼ぎ、その後証券詐欺の容疑で逮捕された彼の栄枯盛衰を見つめていく。

補足すると

学歴なし、人脈なしのベルフォートは運良く投資会社で働くことになった。そこで見たお金の稼ぎ方とドラックとどれだけ人をその気にさせるかを学ぶ。圧倒的な話術を武器に未公開株を騙し入れたり、投資をどんどんさせていく。若干26歳で証券会社を作り年収は50億円ともいえるほど稼ぎまくる話が元になっている。

最初に勤めた社長のマイク・ハンナに1日500件の電話アポをとれといわれたり、社長ランチによばれて叩き込まれる。
「株売って上がったらさらに株を売れ。現金は俺たのちのもだ。どんどん買わせろ。」
そんなこんなで会社は順調そうだったのに、金融危機で突如倒産。

その後働き口を探すも元ウォールストリートは蚊帳の外。
たまたま見つけた投資会社という未公開株の詐欺会社で、一瞬で本領発揮。トーク力でNO1になる。そのまま一気に上り詰める。
コミッションの高さからあっという間にお金を溜め込んで仲間をふやしていく。電話セールス力は完璧でそのコピーをどんどん作っていく。そしてとにかくお金を中心に集まる人々。部下を叱咤激励するのも金の力。金、金金。そしてドラッグと女、女女。SEXやらなんやらとにかく下品なパーティだらけ。
スコセッシ監督は何を見せたかったのやら・・・
ドキュメントが得意なだけに、これが事実なんだといいたいのかもしれないが映画的な駆け引きはなし。面白いかどうかという娯楽ではなく、あ、こんな金儲けして大怪我した人いました。やっぱ悪いことしちゃダメだよねぇという話で終わるだろう。

劇中にこんなエピソードがある。セールストークを伝える暇つぶしの話なのだが・・・

ボールペンを私に売ってみて?という話
彼はのちにこんな本をだしてる。いわば情報商材の本みたいなの。

劇中でもどうやってセールスしてんだと聞かれて
「おい?俺にこのボールペンを売ってみせてよ」とボールペンを投げた。
もらった男は「じゃぁ、お前ナプキンに好きな女の名前書いてよ」と聞き出す
「書くものがない」というと、「これを使えとボールペンを投げ返す」

そうだよ、これだよ、需要と供給がビジネスだ。
ボールペンを売るんでなく必要な状況を作ったんだ。というストーリである。
頭を使いルールを作り上げる。そして市場を制覇する。うんうん。頭は良い。
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