映画「ブラック・ハッカー(OPEN WINDOWS)」構成は良いだけに惜しい映画だった


邦題がブラックハッカーになったこと、単館上映ということでほとんど放映されてない映画なんだけども、ロードオブザリングで主演を勤めたイライジャ・ウッドが今作でも主演している。
出張の隙間でみたのですが、うんうんなるほど、ハッカーって言葉を使いたかったんだなぁと。オープンウィンドウってドアを開けだもんね。

なのにバックトゥザフューチャー2で子役として一瞬出ている方が話題なレベルで残念無念。
本作ブラックハッカーのあらすじは

セレブ女優ジルの大ファンであるニック。彼が作ったファンサイトが人気NO1となっていた。今日もいつものように記者会見のネット中継を覗き見してチェックしていたときに、一通のメッセージが届く。そのメッセージの指示通りファイルをクリックしたところ、彼女のスマフォカメラや彼女のいく先々の監視カメラまで全てを覗き見できるように・・・すると一つの事件に巻き込まれていく。
彼女と彼、そしてコードと言われる遠隔で操る影の存在がみえてきた。

ナチョ・ビガロンド監督の作品は日本未公開の作品しかなくて実際にはこれが初めてみたことになる。
SF系が得意そうなのと、煽り文句もかなり手の込んでる映画のように見受けられたので楽しみにしていた。出張の隙間で小さい映画館に潜り込んでみたものの・・・というのが惜しいというか悔しいという感じだった。
雰囲気は抜群なのに安っぽい海外ドラマになっていて、内容自体はありきたりのサスペンス。しかも不人気のパソコンオタク向けでもあるんだから、映画バイヤーが動かなかったんだろうなぁ。
といってもポイントやこだわりはGoodだ。

PCに座っている主人公を見ているというカメラアングルが多様されていて、ぐいぐい引き込まれる。ハッキング行為もリアルで実現できることばかりなので「怖い」と思ってしまうだろう。このPCとかスマホのカメラ視点が妙にドキドキ感を増していく。
ファンが事件に巻き込まれるという形ながら瞬間を覗き見するというのは面白い。が、最後の映像表現が???と置いてかれてしまう。コンピュータ、ネットという部分を表現したんだろうけどもね。

そこはなくても良かったのではないだろうか。

というわけでコンピュータオタクはニヤニヤしながら見ることできるだろう。
深夜テレビで放送されたら見るべし。

http://blackhacker-movie.com