辞めなければならない時までやめないで。 LEAN INを読んで


FacebookのザッカーバーグCEOの右腕。
社長が嫌がる仕事をするCOO。
シェリル・サンドバーグさんの LEAN IN(リーンイン)を読みました。

ハードカバーだけど半分くらいが引用元の注釈なのでさらりと読めます。

Googleの世界戦略担当でもあった彼女は優秀なマーケッターでもあるし元々財務長官の補佐官を努めたり、いまはDisneyなど幅広い会社でも顧問の経験を持つ。Facebookに入ってIPOをして成長戦略をすすめている重要なヒトでもあるだろう。この本はマーケティングやらITやらは一切関係ない。

まずはこの動画を見てほしい。TEDだ。
シェリル・サンドバーグ:何故女性のリーダーは少ないのか

私は、わりと男女雇用というかそういう問題には偏見がない。偏見というか考えたこともない。でも気をつけることはある。面接では意図なく子供がいるかとか聞いてしまうと、それが就職の影響したと勘違いさせてしまうことがあるといったことは知っていたからだ。
あとは、周りの環境があるだろう。
私の周りには仕事が出来る女性がたくさんいて、キラキラ輝いている。
男女ともにキラキラしているヒトがより楽しく、輝いていてほしいと願うのが私の使命だと感じているから、もっと女性目線を手に入れる良い機会という本だった。

そしてこの本は仕事ができる女性向けの本であるのは間違いないけども、上のようなことでドキッっとした経営者やスタッフが増えつつある会社の担当者なんかも読むべき本だろう。

ど頭からガツンと殴られる。マンハッタンの眺望が良いキャピタルがたくさん入ってるビルの上階には女性トイレがない。とか。僕の周りにも男だらけの文化社会に飛び込んだひとから聞いたことがあったが、先進国でもそんなのが当たり前なんだという。さらにこの人自信が気が付かないこともたくさんあったようだ。
彼女自身が妊娠してから専用駐車場をつくるといったエピソードも、想定される選択肢を自分でつくる経験で、多くの経験者は選択せずにやめてる(諦める)ことがどれだけ多かったんだろうかと。

こんな見た目の部分だけではなく、何故女性は女性同士も仲良くできないか
女性上司の問題と課題
できる女性が嫌われる理由

といったことがデータとか経験とかからサラサラ書かれている。

そういえば、Yahoo!のマリッサ・メイヤーCEOは CEOになった時に妊娠してました。
産後2週間程度で業務に復帰するし期間中も仕事をしていました。
それにはニュースにならない旦那さんというパートナーの存在が大きいでしょうし、周りがキラキラしているひとを支えているんだと思います。

雇用機会うんちゃらと法律規制したりしているが、機会ではなくそれはチャンスであり、失ってるのはその能力なんだということをもう一度考える必要があるんだなぁと。

「辞めなければならない時までやめないで」
とてもよい言葉だと思います。
選択肢は昔よりずっとある。
子供ができたら辞める?やりたい仕事なのに?周りはなにを手伝えないの?
たくさんの選択肢から選ぶのができる人だとおもいます

これは男もそうだよね。辞めなければならない時までやめないで。