機内で視聴
リチャード・カーティスが脚本のコメディ映画。「ビートルズが消えた世界で、その曲を知る存在のシンガーソングライターが活躍する世界へ」。
作品はこんなことになる。
イギリスに住むインド系青年ジャック。教師の仕事の幼なじみエリーに支えられシンガー活動をするものなかなか日の目が出ない生活。エリーはジャックのことを本当に大好きなのに内気なジャックは手を出さず、またジャックの活動も小さい音楽ライブが関の山だった。そんなある日世界規模で12秒間停電が起こる。その瞬間に事故にあったジャックは昏睡状態から回復し快気祝いを仲間たちと過ごし、エリーからあたらしいアコースティックギターをもらった。何か新しい歌ってくれと言われ歌ったのはビートルの「イエスタデイ」だった。みんなは「いつ作ったの?」と感動する中、冷やかされてると思いながら帰宅して検索してみるとビートルズが出てこない事態に。
自宅にあったはずにビートルズのレコードも見つからない。世界中からビートルズが消え、彼の記憶の中にあるビートルズソングを歌う日々がやってくる。
CD化にTV出演、そしてエド・シーラン(本人登場)までもが感動し彼とバトルや、ジャックに冷酷な女性エージェントが付きサクセスストーリーが進むと思いきや。。。
ビートルズが消えただけでなくコカコーラも存在しなかったり幾つか消えるものがあるのもクスっと笑えて良いエッセンス。
いけてない彼がイケてるようで、コメディでエミーが切なすぎたりとコメディとして綺麗にまとまっていてうれしい。名曲が多数カバーされるわけだが、あらためて名曲を感じられてわくわくしていく。昨今ミュージカル映画が大ブームとなっているなか、それとは違うコミカルで心が歌うよい映画になっているとおもう。