3Dになったドラえもんは、ちゃんと僕らのドラえもんでした。
いわずもながら国民的アニメ。すでに世界でもドラえもんだ。
長編3D計画は何度もあったことだろう。しかし今3Dアニメにしたことは勇気ある決断だ。
それも恐竜シリーズとか長編アニメシリーズの、勇気、友情、冒険ではなくシンプルな人間愛だけに絞った基本的なところだ。
ストーリーとしては色々無茶があるものの絵としてカット割りとして大変楽しめる3Dどらえもんであった。
ドラ泣きしてくださいというキャッチフレーズで展開していたが、たしかにグッっとなること請け合いだ。ただ茶の間でみるには感動は冷めてしまうんではないだろうか。
今回の作品はあくまで入門作なのだろう。だれもが知ってるドラえもんとのび太の葛藤ではなく美しい友情で終わっている。いや終わらせたかった実験作なのだろう。
3Dはお金もかかるだろうが、配給、媒体と超えて世界で愛されてるどらえもん、我々は作り、見る権利を持ち続けたい。
いやな3Dではなくしっかりとアニメを大切にしている。
エンディングロールではスタッフたちの遊びはトイストーリーを彷彿させる。
ドラえもん、のび太、ジャイアン、スネ夫、出木杉はすべて演者であると。
3Dとなり自由に歩き回るどらえもん。
昔子供だった大人も巻き込んでこれからも続くシリーズになることを期待。
また続きを時々みてみたいよ。ドラえもん